やったらハマる!
本物だけ求めて巡る天草の旅1泊2日編

天草の海の恵みを
自分で釣って、さばいて食べて
ハマる!“島に魅了”の体験ざんまい

1日目は、天草の見どころを巡る観光と製塩体験。翌朝早朝遊漁船に乗り込み釣りをして、釣果を片手に名物居酒屋へ。料理人に手取り足取り習いながら、自分でさばいて食べる活魚の味を心ゆくまで満喫したら、ハマってること間違いなし!?島人の日常と豊かな暮らしに触れる本物の天草を知る旅へ出掛けよう。

旅のみどころ

モデルコース行程

1日目

2日目

祈りの地を歩く 世界遺産・﨑津集落

[ 﨑津教会 ]

﨑津教会は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」構成資産の一つ。堂内は希少な畳敷きとなっており、祭壇はかつで“踏み絵”が行われていた位置に当たるとか。禁教時代から現在まで手厚く信仰が守られてきました。 “海の天主堂”ともよばれ、尖塔に十字架を掲げた重厚なゴシック様式のシルエットが静かな漁港に佇んでいます。

﨑津では集落散策もオススメ。『﨑津史料館みなと屋』で﨑津集落の歴史に触れたら、ほどよい甘さの郷土菓子『杉ようかん』を食べてみましょう。舟まで続く“トーヤ”と呼ばれる小道や石畳に寝転ぶ猫たちも見どころの一つ。『﨑津諏訪神社』では、神道・仏教・キリスト教の三宗教一体の御朱印もいただけます。

﨑津教会

  • 住所:熊本県天草市河浦町﨑津539
  • 電話:0969-78-6000(﨑津集落ガイダンスセンター)
  • 定休日:教会行事が行われる時は入館できません
  • Webサイト

﨑津の海をお土産に
製塩体験

[ 天然ロザリオ塩製造直売所 ]

﨑津集落の名物『ロザリオの塩』は、羊角湾の潮風と太陽で作る天日干しと、火力を使い炊き上げる釜炊き塩、そして天草の海藻エキスを加えて作る藻塩が作られています。いずれもミネラルがたっぷり含まれていて、旨みのあるまろやかな味わい。お土産には、梅しそやうこん、よもぎなどの風味を加えた『五色の五塩』もオススメです。

羊角湾の青く輝くような海水に、太陽と風、そして火の力を加わると、本当に美味しい塩ができることを知ってもらいたいと、製塩体験も実施中(要予約)。準備された80%まで濃度を高めた海水を土鍋で炊いていくうちに、塩の結晶が表れると大人も、子どもも大興奮!やがて、サラサラとしたオリジナルの塩が完成します。ぜひチャレンジしてみて。

天然ロザリオ塩製造直売所

  • 住所:熊本県天草市河浦町﨑津485
  • 電話:0969-79-0400
  • 定休日:月~金曜(土・日曜のみ営業)
  • 要予約。お申し込みは『天草ドルフィントリップ』サイトから。旅行商品のオプションとしてのみ受付

地魚たっぷり!定食のコスパ最強

[ 辯(べん) ]

﨑津教会からほど近い食の穴場といえば『辯(べん)』。この店の定食がコスパ最強!新鮮な刺し身はコリコリとして、地魚の煮付けも味が染みた滋味深いものばかり。地元で採れた旬の野菜も添えて、なんともボリューム満点!看板メニューの日替わり定食をはじめ、何を頼んでもお腹もお財布も大満足!

辯(べん)

  • 住所:熊本県天草市天草町大江7327
  • 電話:0969-42-5106
  • 定休日:月・火曜

世界に誇る伝統の天草白磁に触れる

[ 高浜焼寿芳窯 ]

天草は国内最高品質の陶石の産地。その天草陶石の中でも最も白いものを使う伝統の窯元です。その純白の美を引き立てるのが、藍の趣深い呉須の絵付け。古高浜焼のモチーフである「海松紋(みるもん)」を復興し、約260年変わらぬ焼き物の美を今に伝えています。ギャラリーには伝統の器のほか、映(ば)えるイマドキの器もいっぱい!

素焼の器に思い思いの絵を描いて、オリジナルの器を作る絵付け体験も実施中!(要予約)。道具は全て用意されており、大人も子どもも自由に絵筆を走らせるだけ。完成した器が自宅に届くまで、旅のワクワクが続きます。隣接する「上田資料館」では、高浜焼の歴史を物語る当時の器を眺めながら、時代旅行を楽しんではいかが?

高浜焼寿芳窯

  • 住所:熊本県天草市天草町高浜南598
  • 電話:0969-42-1115
  • 定休日:盆・年末年始のみ
  • Webサイト

太陽と潮風の恵みたっぷり
オリーブオイルの魅力を知る

[ 天草オリーブ園AVILO ]

太陽と潮風の恵みを受ける天草は、オリーブ栽培の好適地。天草空港まで車で10分という好アクセスの『天草オリーブ園 AVILO』では、愛情たっぷりに育てたオリーブを丁寧にしぼったエクストラバージンオイルが人気です。天草産オリーブオイルの魅力は、しぼりたてのフレッシュな風味。クセがなく、香り高い逸品です。

天草産オリーブオイルをテイスティングしながら「どんな料理に合うのかな」と考えるのも楽しみの一つ。天草生まれの塩と合わせてカルパッチョにするもよし、アイスクリームにたっぷりとかけて塩をひとつまみ落とせば、甘じょっぱいオシャレなフレーバーに変身!フレッシュな美味しさだから、多彩なメニューにプラスして、オリーブオイルの魅力を満喫して。

天草オリーブ園AVILO

  • 住所:熊本県天草市五和町御領蛍目1580-1
  • 電話:0969-32-0366
  • 定休日:年末年始
  • Webサイト

ワイン片手に“天草イタリアン”を堪能

[ トラットリア ヴィア チェントロ ]

本格イタリアンの店として名高いこの店の料理は、いわば“天草イタリアン”。地元産の野菜はもちろん、山菜や、地魚などを取り入れたおしゃれなメニューを味わえます。ワイン片手に上品な味わいを楽しめると地元客が絶えることのない人気店です。

トラットリア ヴィア チェントロ

  • 住所:熊本県天草市南新町4-5江﨑ビル1F
  • 電話:0969-24-8288
  • 定休日:月・火曜、日曜はディナーのみ休み

天草の味覚を愉しむカジュアルフレンチ

[ シャルキュティエ ピカソ ]

天草市中心部にあるカジュアルフレンチの店。生産者から直接仕入れた天草食材の美味しさを活かして天草黒毛和牛や天草大王のレバーペーストなど、シャルキュティエ(食肉加工技術職人)の腕が光る逸品が揃います。

シャルキュティエ ピカソ

  • 住所:熊本県天草市南新町3-8
  • 電話:0969-66-9595
  • 定休日:木曜

愉しい!遊漁船で釣りにハマる

[ 遊漁船 鮪魂2(ユウコンツー) ]

天草の大海原に遊漁船で乗り出して、デッカイ釣果を手に入れよう。 “釣れる漁場”へと案内し、心ゆくまで海釣りを楽しませてくれるのが『鮪魂2』の藤田船長。「船頭はお客さん釣れるようにするのが仕事」と、初心者にも基本的な釣り方から伝授しており、日によって脂の乗ったブリや桜色に輝く真ダイ、透き通るアオリイカなどの釣果をゲットできます。

早朝に船に乗って漁場へ向かい、正午には釣果を手に陸へ。実弟が切り盛りする『居酒屋ずんどこ』に持ち込み調理を依頼して食すもよし、大将と一緒に自分でさばいて持ち帰るもよし。食べきれないほど釣れた時には、ちゃんと持ち帰り用に下ごしらえもしてもらえるので大丈夫。夕方の便で飛べば、その日のうちへご近所におすそ分けも可能ですよ。

遊漁船 鮪魂2(ユウコンツー)

  • 要予約。お申し込みは『天草ドルフィントリップ』サイトから。旅行商品のオプションとしてのみ受付

天草の自然を愛でる温泉時間

[ ペルラの湯舟 ]

ドライブの間に、釣りの後に、と気軽に立ち寄れる『ホテル アレグリア ガーデンズ天草』内にある温泉。有明海を臨む『海の湯』や四季の移ろいを愛でる『山の湯・森の湯』のほか、大浴場や貸し切り風呂もあり。サウナやオイルマッサージもうれしい。

ペルラの湯舟

  • 住所:熊本県天草市本渡町広瀬996
  • 電話:0969-23-2626
  • 定休日:第3火曜に定期(昼間)メンテナンスあり
  • Webサイト

天然ものだから旨さ格別な創作料理

[ 居酒屋ずんどこ ]

天草で水揚げされた、天然ものにこだわる『居酒屋 ずんどこ』。地元でも知る人ぞ知る海鮮の旨い店です。こぢんまりとした店は、カウンター数席と小上がりのいい雰囲気。仕込みがとても丁寧なので、臭みが全くない刺し身はまさに絶品です。創作料理もその日の仕入れによって多種多彩で、「こうきたか!」と、ワクワクするような一品を味わえます。

大将の実兄が運営する遊漁船『鮪魂2』に乗って海釣りを楽むのもオススメ。釣果を持ち込んで調理してもらえるほか、大将に手取り足取り教えてもらいながら、自分でさばくこともできます(要予約)。自分で釣った魚を食べるのはひとしお美味しいものですが、食べきれないほど大漁の時には持ち帰り用に準備してくれるので、お土産にもどうぞ!

居酒屋ずんどこ

  • 住所:熊本県天草市東浜町22-10
  • 電話:0969-23-1500
  • 調理体験メニューは要予約。お申し込みは『天草ドルフィントリップ』サイトから。旅行商品のオプションとしてのみ受付
  • Webサイト

遊漁船で沖に出て、釣りをしながらカモメと戯れ、高浜焼の伝統美に触れたり、はたまた﨑津の海を丸ごと詰め込んだような塩を作る。そんな特別な時間が詰まった1泊2日の天草の旅。その豊かな島の暮らしと美味しすぎる食の数々、ハマらないはずがないでしょ。「次の休みは天草でなにしよう?」そんな愉しみが一番のお土産です。

天草島旅モデルコース